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事案の概要(弁護士に委任するまでの経緯)
Mさんは、通学中に交通事故に遭いました。
Mさんは交通事故によって右脛腓骨骨幹部骨折の傷害を負ったことで、右足から右太腿部分全体をギプスで固定されたうえに、約11ヶ月間(実通院日数72日)の通院治療を受けました。
Mさんが治療終了後に相手方保険会社から受けた保険金の提示金額は約60万円でした。
保険金約60万円の内訳のうち、慰謝料の金額が約40万円なっていたため、慰謝料の金額が低いのではないかと感じたMさんは、当事務所にご相談に来られ、慰謝料等の金額を増額するために相手方保険会社との交渉を弁護士に委任することになりました。
保険会社との交渉内容
相手方保険会社の提示金額及び内容を精査したところ、慰謝料の金額が約40万円になっているものの、その根拠の記載はありませんでした。
そのため、民事交通事故訴訟・損害賠償額算定基準や交通事故損害賠償額算定のしおり等に基づいて、相手方保険会社に対して、慰謝料の大幅増額を求めました。
また、相手方保険会社が提示した看護料は1日あたり2100円で算出されていましたが、これについても同基準に基づいて、日額3300円で算出するよう求めました。
解決結果
相手方保険会社は、慰謝料の金額を約100万円増額し、看護料も日額3300円で算出した金額を再提示しました。
Mさんも当該金額に納得したため、示談で解決することができました。
本件は、弁護士が相手方保険会社と交渉した結果、慰謝料が約100万円増額したケースです。