土地・建物を購入する際に売主が本当にその不動産の名義人であるか、相続の際に被相続人が本当にその不動産の名義人であるのかなど、不動産の名義人を確認したい場合があると思います。
そこで、本稿では土地・建物の名義人の確認方法について、簡単な解説をします。
目次
第1 登記事項証明書について
土地・建物の名義人を確認するための公的証明書として、登記事項証明書があります。
土地・建物の登記事項証明書とは、法務局の登記簿に記録された土地や建物の所有者情報を記載した証明書です。
この登記事項証明書を見れば、その不動産の名義人が誰になっているかわかります。
具体的には、登記事項証明書の権利部(甲区)に記載されている者が名義人です。下記の見本では、法務五郎が名義人になっています。
第2 登記事項証明書の取得方法
この登記事項証明書は、全国の法務局のどこででも取得することができます。また、手数料600円さえ支払えば、誰でも取得することができます。
不動産の名義人が誰になっているかを確認したいときは、最寄りの法務局で登記事項証明書を取得してみてください。